玄米が発芽するために大切な発芽抑制因子です。
玄米が発芽出来る環境が整うまで発芽の準備をしている植物ホルモンで種子が休眠するために必要、
穂が倒れて水に浸った時などに種子が発芽する事を防いでいます。
「確かに、この物質に過敏な人がいる」と新潟大学で免疫学を研究している安保徹教授はアブシジン酸（ABA）について語られましたが、発芽していない玄米に存在するこのアブシジン酸（ABA）の起こす人体に対する毒素は全ての人に影響を及ぼすのか？疑問で科学的に検証されておらず食の公的機関からのガイドラインなどからの指摘もありません。
とはいえアブシジン酸（ABA）は取り続けると「細胞のエネルギー工場」と言われるミトコンドリアを傷つけるという説があり、そのため体温低下、免疫力の低下、疲れやすくなるなどと言われています。
このためアブシジン酸（ABA）にイタズラをさせない食べ方をしなければなりません。
方法として2つ考えられています。
1つ目はフライパンで焙煎、浅煎りするとアブシジン酸（ABA）を無毒化してくれるようです。
さらに玄米の表面のセルローズ層の破壊も出来食べやすくなります。
（【玄米の炊き方】（乾煎り編））
2つ目は発芽玄米にして食べる。
発芽する事でアブシジン酸（ABA）の役目が終わるためファゼイン酸に変わり無毒化します。
ただ、市販の発芽玄米は一度発芽した玄米の発育を止めてしまっているため、アブシジン酸（ABA）は再度働きだす可能性が高いので無毒化されない危険性があります。
安全に食べるには発芽させてすぐに炊飯してしまうのがお勧めです。
温度設定の出来るヨーグルト製造機（ヨーグルティア等）でなら発芽玄米を簡単に作れます。
発芽をさせる適温は、「積算温度」で約100℃、おおよそ30℃の状態を3.3時間保てれば、発芽する計算ですが、多くの方は「30℃で12時間」で作成されています。
ただ夏場など発芽時の雑菌繁殖を抑える必要があります。
梅干しを入れたり、緑茶で発芽させたり、糀を入れて発芽させたり色々みなさん考えていられます。
緑茶で発芽玄米を作る場合はギャバが３倍になるという話も聞きます。
雑菌繁殖を抑えるために短時間で発芽する事をお勧め致します。
ちなみに、このアブシジン酸（ABA）は豆類、小豆、大豆、スーパーフードと言われるチアシード、キヌアなどにも当然存在します。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
アブシジン酸
アブシジン酸とは切断を意味するabscisionに由来しています。
アブシジン酸は特定の単一物質である、1950年代に、オーキシン類・シベレリン類・サイトカイニン類などのホルモンに対して対抗的に働く因子が検索されたが、そのおりアディコットは、落果したワタの未熟果実225�圓�ら9�咾隣氷格�質を単離し、その構造を決定した、この物質は、樹木の芽の発芽を阻害する、すなわち休眠を促進することから、ドーミンと仮称されたが、後にアブシジン酸と同定された、主な生理機能として知られているのは、離層形成（落葉）・休眠の促進・気孔閉鎖などである。
気孔閉鎖
アブシジン酸の最も重要な生理機能とされているのは、気孔の閉鎖である、アブシジン酸は、カリウムイオンおよびリンゴ酸が孔辺細胞から流出するのを促進する、その結果、細胞の水ポテンシャルが増加して水が細胞から流出し、細胞の膨圧が低下して気孔が閉鎖する、この過程は、アブシジン酸が作用してから数分以内に起こる。
（植物生理生化学入門/佐藤満彦著より）
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【ワンコインお試しパック】玄米３合
| 
